ドリフェス!の事がいつの間にか本当に好きになっていた話

ドリフェス!が終わってしまう。

一旦という言い方だけれど終わってしまう。

だから、今、自分が思っている事を書いておきたいなと思う。

 

私は元々、戸谷公人さんの緩いファンだった。

ファンと言っても彼の代表作である仮面ライダーも見ていない。たまにきみラボを観たり、評判の良かった劇やハンサムライブのDVDを買ったり、テレビに出たら録画して見返したり。

そんな私だが、結構早い段階で戸谷さんが風間圭吾の役をやる事を知った記憶がある。

正直、興味がなかった。

圭吾の決め台詞を見て(即位だったかプリンセスだったかは、もうよく覚えてない)『こいつはキザなナルシストに違いない』と思って、そのままスルーしてしまった。

 

そんなドリフェス!がアニメになった。

録画はしたけど観てなかった。多分そのまま観ないで終るんだろうなぁと思っていた。

ある時(あ、今ドリフェス!やってんだっけ)とふと思ってテレビを付けた。一回くらいは流し見でもしようと思った。それが偶々7話だった。

 キザなナルシストと思った子が、いじめられて殴られていた。私の頭の中は疑問符で一杯になった。理解が追い付かなくて1話から全部見始めた。

 

面白い!!

 

それが率直な感想だった。そして風間圭吾は私が思っていたようなスカした奴じゃなくて、根はとても良い子なんだと知った。というか悪い奴がいないのだ。もっともっと彼らの事が知りたくなった。

ところが当時の私はガラケー。やりたくてもアプリがやれない。

家族のスマホを借りて、アプリをインストールさせてもらった。毎日2時間だけやらせてもらった。

楽しい!曲が良い!

何よりストーリーを課金しなくても見れるのが嬉しかった。最近はコンシューマーですら後日談が有料配信ってのがあったりするから。

7人全員が横ばいになるようにレベルを上げた。

全員大好きだったけれど、マイルームは圭吾仕様になった。

アニメの2期は先行配信で見た。

2話を見た後は圭吾が可哀想で1週間イライラモヤモヤして、3話を見た後KUROFUNEがもっと好きになった。圭吾が誰かに必要とされたのが本当に嬉しかった。(正直、いじめられている高校生を一人暮らしさせている時点で、圭吾の親には不信感がある。これから先、もし圭吾の家族の話が出てきて滅茶苦茶良い人だとしても、これに関しては許せないと思う。)

もうこの時点で、私は圭吾の事を親戚のおばさんの様な立ち位置で応援していた。

 

友人達にも布教したけれど、残念ながら皆、嵌まってはくれなかった。だけど一緒にスイパラのコラボやクロスドリームツアー、ラーメンと色々付き合ってくれた。

友人との旅行にポータブルDVDプレイヤーと1期のDVDを持って行き、一緒に見たりもした。

本当に楽しかった!

 DMM VR THEATERにも行って、ステージの上にいる彼らに本当に感動した。 

自分用のスマホを手に入れて、毎日時間の許す限り、楽曲を遊んだ。本当に沢山の曲があって、単純に遊びとしても楽しかった。

 戸谷さんの緩いファンだった私ではなく、ドリフェス!に一生懸命になってるオタクの私がそこにはいた。

 

そんなドリフェス!が終わってしまう。

 

いつかは終わると心の何処かで覚悟していた。

だって戸谷さんのファンとしては、このプロジェクトの先へ行って欲しい気持ちが確かにあるから。ドリフェス!はおそらく物凄く大変なプロジェクトだ。アテレコ、歌、そしてダンス。ライブも想定されている以上、どれかをお座なりにする訳にはいかないだろう。かなり時間をとられているであろう現状、7人の今後を考えると、いつまでも彼らを縛り付けていてはいけないという気持ちが常にあった。

 

だけど、でも、いざ終わると言われた3月5日。

会社で知った私は、ただいつもと同じように働いた。

友人から大丈夫かってラインが来たけど、上記の覚悟があったからか、驚く程平気だった。配信も見た。普通だった。

 

次の日だった。

昨日の仕事で今までした事ないミスをしていた。そのミスを修正して、倉庫に荷物を持って行った瞬間、どうしようもなく寂しくなった。もう圭吾に、7人に会えなくなると思った。

毎日友人達に愚痴を言った。それでも寂しくて寂しくて、だけど終わる前にとつバクはどうしても 開けたい!と今は毎日必至でプレイしている。

 

そんな中思ったのはたった一つ。

「声が付かなくても良い。曲も1年に一回くらい新曲が出れば良い。ずっと続いてほしい。」

最初に戸谷さんからドリフェス!に触れた人間として、有り得ない考えだった。戸谷さんの声だから圭吾が好きなんじゃない。風間圭吾だから好きになっていた。そしてそれは勇人も奏も純哉も慎もいつきも千弦も同じ。大好きだった。

それに気付くのが本当に遅かったけれど、それに気付いた瞬間だった。

 

せめてTwitterは続いてくれるだろうか。一旦というならまた会えるのだろうか。寂しい、寂しくてたまらない。いつの間にこんなに好きになっていたのか。親戚のおばさんの様な気持ちで応援していたけれど、おばさんじゃないから、これから先の貴方達の成長を傍で見れないのが本当に寂しい。

 

だけど、でも、ドリフェス!は本当に面白いコンテンツだと胸を張って言える。戸谷さんがこのプロジェクトに関わってくれて良かった。

纏まりがない文章になっちゃったけど、今はただドリフェス!が大好きだと、それを形に残しておきたい。